阪神小川が悔しデビュー5失点 矢野監督は奮起期待(日刊スポーツ)

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<巨人11-1阪神>◇20日◇東京ドーム 阪神ドラフト6位小川一平投手(23)は、2/3回を3安打5失点と悔しいデビュー戦となった。 【写真】炭谷の投前バント処理を失策し悔しがる小川 1-3の7回に先発岩貞の後を受けて登板。先頭パーラに2球ボールが続き、3球目の151キロ直球を右前に運ばれた。暴投で二塁に進めると、炭谷の犠打をファンブルし無死一、三塁。続く大城には四球と悪い流れは止まらず、1死満塁で坂本、2死満塁から岡本に適時打を浴び、降板となった。3番手の谷川も押し出し四球に3ランなど、この回だけで8点を失った。 苦さの詰まった31球だった。ただ矢野監督は「プロとして、第1歩を踏み出したわけだから、プロとしてまた次リベンジしてくれたらいいんじゃない」と小川の背中を押した。2点ビハインドでの起用。点差をキープして打線の反発を待つ大事な役回りを託した意図を明確に示した。 「そこまでの俺の評価。俺も一平ちゃんには言っていたけれど、抑えてくれたらうれしいけど、どの結果でも初登板は絶対緊張するし、うまくいかなかったとしてもお前の財産になるから。だから思い切って投げきってくれたら、と」 過密日程でブルペンの総合力が求められるシーズン。緊迫した場面で登板機会を与えて、経験値を今後の糧にしてもらう戦略的なマウンドだった。指揮官の期待値、親心がこもっていた。 小川は前夜に逆転2ランを放った吉川尚と丸から、直球で空振り三振を奪うなど持ち味も見せた。次のチャンスについて矢野監督は「もちろんもちろん。ボールも悪いとか、そんな感じじゃないんで」と即答。東海大九州から入った本格派右腕「一平ちゃん」のプロ生活は始まったばかりだ。【磯綾乃】

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(2020/06/20)