台湾、エチオピアにマスク10万枚寄贈 WHO事務局長の出身国(中央社フォーカス台湾)
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(台北中央社)新型コロナウイルスがアフリカで猛威を振るう中、台湾が、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長の出身国、エチオピアの医療従事者を支援しようと、医療用マスク10万枚を寄贈したことが分かった。外交部(外務省)が20日、明らかにした。
同部によれば、台湾はエチオピアに出先機関を設けていないため、関連業務は駐南アフリカ代表処(大使館に相当)を通じて進められた。南アは鎖国状態が続いており、同処の職員が自ら物資を届けられないことから、贈呈式は18日、在南アエチオピア大使館で行われた。台湾からは周唯中代表(大使に相当)、エチオピアからはシフェラウ・テクレマリアム大使が出席した。
駐南ア代表処の公式フェイスブックによれば、テクレマリアム氏は台湾に感謝し、衛生や経済貿易、投資などの分野における協力強化を通じた実務的な関係促進に期待を示した。周氏は、平等、互恵の原則にのっとり、各分野における相互交流を深化させたいと述べた。
WHOは近年、中国の圧力を背景に台湾排除の姿勢を取り続けている。外交部は20日、公式ツイッターを更新し、「台湾はアフリカのコロナ対策を支援できる。テドロス氏の母国、エチオピアも含まれる」とツイートした。
(陳韻聿/編集:塚越西穂)