観光地、人出戻るも「新しい日常」に試行錯誤 県境移動全面解除、初の週末 (産経新聞)

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 新型コロナウイルスの感染防止策で自粛が求められていた都道府県境をまたぐ移動が全面解除され最初の週末となった20日、各地の観光地には人出が戻り始めた一方、感染防止に気を配る「新しい日常」とどう両立させるか、試行錯誤する様子もうかがえた。  東京スカイツリー(東京都墨田区)は、観光客らがスマートフォンのカメラで記念撮影をするなどにぎわった。家族3人で訪れた千葉県松戸市の会社員、高橋慎一郎さん(43)は「やっと解除され、娘と遊べてうれしい。人混みを避けつつ今後も出掛けられれば」。4歳の孫と一緒にスカイツリー内の水族館に来た同県市川市の無職、今関仁さん(70)は「緊急事態宣言の発令後、まったく遠出していなかった。まだ感染は怖いので予防を徹底したい」と語った。  浅草のシンボル、雷門(台東区)周辺も、以前より活気が戻っていた。東京に来たのは約2カ月ぶりという千葉県習志野市の男性会社員(25)は「(移動が)解禁されたから早速、観光に来た。2週間後には伊豆に妻と観光に行く予定」と笑顔を見せた。  宇都宮市の名物、ギョーザを提供する店が立ち並ぶ市内中心部の「餃子通り」にも、行列ができていた。弟と一緒にやってきた千葉県八千代市の男性会社員(40)は「久しぶりの遠出。感染の怖さは残っているけど、そろそろ経済を回さないとだめだと思う」。東京都世田谷区の女性会社員(25)は「以前食べた宇都宮のギョーザがおいしかったのでまた来た。感染は落ち着いたし、もう大丈夫だと思う」と顔をほころばせた。  人気店ではピーク時に1時間以上の入店待ちとなり、行列の間隔を広げるよう促したり、客の電話番号を聞いて順番が来たら連絡したりするなどの対策を講じる店もあった。  日本を代表する観光地・京都にも、多くの観光客が訪れた。観光名所の清水寺周辺では、浴衣姿の若者や家族連れが食べ歩きを楽しんだり、歴史ある建物を写真に収めたりする光景が見られた。  家族で訪れた大阪府吹田市の主婦(39)は「感染が拡大してから府外に出たのは初めて。子供とのお出かけがずっとできていなかったから、来られてよかった」とうれしそうな表情を見せた。

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(2020/06/20)