ピーチ、70日ぶり運航 奄美大島 再開初日は134人来島(南海日日新聞)

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 19日から都道府県をまたぐ移動自粛が解禁されたのを受けて、運休していた格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションの奄美―成田、奄美―関西の両路線も同日から運航を再開した。同社の奄美大島への運航は70日ぶり。帰省客や観光客など2便計134人の乗客が奄美市笠利町の奄美空港に降り立った。  同社はLCCバニラ・エアとの経営統合で航路を引き継ぎ2019年10月1日から奄美―成田便を運航。成田便、関西便各1日1往復2便を運航していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け4月10日から運休していた。  感染拡大防止のために機内の消毒や乗客、乗員のマスク着用を徹底した上での運航再開となった。乗客によると、機内では密着を避けるために間隔を開けた座席配置だったという。  体調を崩した母親の見舞いのために成田便を利用した伊仙町出身の50代女性(東京都)は「乗り継ぎだとどうしても1泊しなければならなかったので直行便の再開はありがたい」と歓迎。レジャー目的で関西便で来島した大阪府の男性(40代)は「ずっと自粛していたのでサーフィンも4~5カ月ぶり。おいしいものを食べて良い波に乗りたい」と笑顔を見せた。  運航再開について朝山毅奄美市長は「運航を控えて奄美での感染拡大防止に協力していただいた」と同社に感謝を述べ、「引き続き離島という厳しい医療環境の下で新たな感染拡大を警戒しなければならないが、来島客が安心して奄美を満喫できるようピーチと協力して取り組みたい」とコメントを寄せた。  奄美大島商工会議所の有村修一会頭は「奄美大島5市町村長が共同メッセージで来島者に対する感染予防対策への協力を呼び掛け、空港での検温やマスク着用など水際対策も徹底している」「移動制限による地域経済の落ち込みは想像以上。せっかく奄美に来ていただいた来島客なので、落ち着いた対応で癒やしの空間を提供したい」と話した。  ピーチは同日から国内線全ての22路線で運航を再開し、関西空港では式典があった。同社の森健明代表取締役は「空港や機内での感染対策を徹底し、地域経済の再生をけん引できるよう就航先の自治体や関係者と協力したい」と展望を述べた。

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(2020/06/20)