台湾「唐奨」漢学賞に王賡武氏 東南アジア華人研究の先駆者(中央社フォーカス台湾)

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(台北中央社)東洋のノーベル賞を目指して設立された「唐奨」の運営団体、唐奨教育基金会は20日、今年の漢学賞をシンガポール国立大学で教える歴史学者、王賡武氏に授与すると発表した。東南アジアの視点から中国の歴史を理解するなど見解がユニークなところが評価された。 王氏は1930年オランダ領東インド(現インドネシア)生まれ。学術研究のため、マレーシアやオーストラリア、香港、シンガポールなどに滞在したほか、1992年には台湾の学術研究機関、中央研究院院士(アカデミー会員)に選出された。 同基金会によれば、中国史の研究に際しては、東洋の学者は中国の内部から、西洋の学者は西洋の観点からそれぞれ着手するのが一般的だった。マレーシアで育った王氏は豊富な学識と鋭い観察力を生かし、南洋の角度から中国に対する理解を深め、世界における中国の位置付けに大きく貢献したとその功績をたたえている。 (陳至中/編集:荘麗玲)

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(2020/06/20)