“MVPデュオ”を軸にスモールボールで覇権争いに挑むロケッツ/2019-20NBA通信簿チーム編27(バスケットボールキング)

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 昨夏のトレードでクリス・ポールと将来のドラフト1巡目指名権を複数放出し、オクラホマシティ・サンダーからラッセル・ウェストブルック(2017年のMVP)を獲得したロケッツは、2018年のMVP(ジェームズ・ハーデン)との“MVPデュオ”を形成。  昨年10月8日に行われたジャパン・ゲームズ初戦にウェストブルックがロケッツの一員としてプレシーズンゲームに初出場したことで、2012年以来、約7年ぶりとなる念願の再共演を果たした。  シーズン序盤にエリック・ゴードンが膝の負傷で戦線離脱したものの、ロケッツは11月上旬から8連勝を飾るなど勝ち星を伸ばし、23勝11敗という好成績で2019年を終える。ハーデンは一時、平均40得点を残すのではないかと言われるほどの高位安定したスコアラーぶりを発揮し、11月は平均39.5得点、12月も平均37.3得点というハイアベレージでチームをけん引。  1月に入ると、3ポイント試投数を減らしてペイントアタックを増やしたウェストブルックが平均32.5得点と調子を上げ、ハーデン(平均28.6得点)と合わせて平均61.1得点と大暴れ。だがチーム成績は7勝7敗となかなか伸びずにいた。ウェストブルックが加入したことで、ロケッツはより速くオフェンスを仕掛けるべく攻め立てた一方、ペイントエリアに陣取る守護神カペラの重要性が昨季よりもダウン。  そこでチームは1月末からかかとを痛めていたカペラを4チーム間の大型トレードでアトランタ・ホークスへ放出。代わりに3ポイントとディフェンスに秀でた“3&D”タイプのフォワード、ロバート・コビントンを獲得。その後もデマーレイ・キャロル、ジェフ・グリーンをロースターに加えたことで、ローテーション入りする選手がいずれも203センチ以下というスモールボールへと切り替えた。  シーズン中断前に行われた5試合では1勝4敗と落ち込むも、2月は9勝2敗と大きく勝ち越すことに成功。ウェストブルックが平均33.4得点、ハーデンが平均31.9得点と2枚看板が大活躍したことで、同一チームの2選手が月間平均30得点をクリア。これは2001年2月のロサンゼルス・レイカーズ(シャキール・オニールとコービー・ブライアント)以来初の快挙となった。  ロケッツはここまでウェスト6位とはいえ、4位のユタ・ジャズとは1.0ゲーム差、3位のデンバー

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(2020/06/20)