大相撲7月場所まで1カ月 稽古と感染防止の両立模索(産経新聞)

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 両国国技館で行われる大相撲7月場所の初日まで19日で1カ月となった。正式な開催可否の判断はこれからで、日本相撲協会は無観客での実施を目指している。この日、書面取材に応じた新大関の朝乃山は「感覚を取り戻しながら自分の相撲を磨いていく。早く本場所の土俵で相撲を取りたい」と意気込みを示した。  大関として初めて土俵に立つはずだった5月場所は中止となった。7月場所への思いは強い。接触を避けて四股やすり足などの基礎運動に注力し、6月に入って相撲を取る稽古を再開した。出稽古が禁じられるなど制限も多い中、「今の状況を受け止めて日々を過ごしている」と、前向きに汗を流してきた。  各相撲部屋では工夫と模索が続いている。所属力士が多い部屋では稽古時間を分けたり、稽古場と屋外で別々にトレーニングしたりしてきた。通常は大皿を囲む食事も個別に盛り付け、食事中は極力会話を避けるように心がけてきた。  協会も対策に尽力している。本場所開催の参考にするため、希望する協会員には抗体検査を実施。国技館に出向いて行う案には、一部の親方から「移動の際に感染の恐れがある」との声が挙がり、医療関係者が各部屋を訪れる形になったという。19日に都道府県をまたぐ移動の自粛要請が全国で解禁されても、不要不急の外出は禁じる方針だ。  22日以降には芝田山広報部長(元横綱大乃国)を長とするプロジェクトチームを発足し、開催に向けて本格協議に入る見通し。広報部の高崎親方(元幕内金開山)は「安全に場所をやりたい思いだけ」と話す。最大限の注意を払いながら、7月場所開催を目指す。(浜田慎太郎)

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(2020/06/19)