王者・西武 リーグ3連覇へ白星 投打の主役が躍動(産経新聞)
【リンク先抜粋】
新型コロナウイルス感染拡大で延期されていたプロ野球は19日、セ、パ両リーグの計6試合が行われ、約3カ月遅れで2020年シーズンが開幕した。パ3連覇が懸かる西武は日本ハムを3-0で下した。
西武はエースのニールを中心に投手陣が無失点リレー。四回には4番山川の適時内野安打などで3点を奪った。投打の主役が躍動しての勝利に、辻監督は「開幕戦はドキドキするし興奮を覚える。勝ててホッとしました」と実感を込めた。
来日2年目で初の開幕投手を務めたニールが踏ん張った。6回1安打無失点にまとめ、昨季からの連勝を「12」に伸ばした。「結果にはとても満足。ワクワクする気持ちが強かった」と胸を張った。
打線では、四回無死満塁のチャンスに山川が先制適時内野安打を放った。持ち前の豪快な本塁打とは対照的なボテボテの当たりで、2年連続となるシーズンのチーム初打点を挙げた。辻監督は「あれが大きかったね。チームが『行ける』となった」とうなずき、山川は「とりあえず1本出た。チャンスの場面で打ててよかった」と声を弾ませた。
主力の秋山が米大リーグ・レッズへ移籍し、大きな不安を抱えてのシーズンインとなった。「どんな形であれ、勝ちが一番。ファンのためにも熱気をもって試合をやりたい」と辻監督。リーグ3連覇へ向け、しっかりと歩き出した。(江目智則)