ロッテ和田鮮烈デビュー 甲斐からプロ初盗塁&生還(日刊スポーツ)

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<ソフトバンク2-1ロッテ>◇19日◇ペイペイドーム 若者の勇気が、チームを変える。ロッテ和田康士朗外野手(21)が0-1の9回無死一塁で、一走角中の代走で登場。2死後、試合終了まで「あと1球」から二盗を敢行した。ソフトバンク甲斐の1秒98の二塁送球に、二塁到達3秒07の快足で勝ち、土壇場でプロ初盗塁。中村奨の適時打で同点のホームを踏んだ。 【写真】三振に倒れる福田秀平 50メートル5秒8の脚力の、鮮烈なデビューだった。「初出場が大事な場面で、めちゃくちゃ緊張しました」。左足はアンツーカー、右足は人工芝。そう大きくないリードから見事に陥れた。代走で出てから、10球が打者に投じられ、アウトは2つ増えた。けん制球は計7度。投手や打者が3度、間を取った。伊志嶺一塁ベースコーチとタイミングを計りつつ、身を潜めること10分47秒。ラストチャンスで甲斐キャノンを破った。 我慢は慣れたものだ。1カ月前、背番号は「122」だった。育成3年目、オープン戦から猛アピールを続けるも、3月末に球界の動きが止まった。「耐えるしかなかったです」。快足とフルスイングを評価され、6月1日に支配下登録されると、再開された練習試合で7盗塁。12球団でもっとも走り、この日の大舞台を勝ち取った。 昨季最終戦から、9カ月近くが過ぎた。福田秀と美馬がFAで加入したが、井口監督にはそれ以上に強く感じることがある。「若い選手がしっかりと食い込んできて、底上げしてくれている。いい刺激を、今までのメンバーに与えている」。適時打の中村奨は一塁上で大きく2度、手をたたいた。延長10回で敗れたものの、新しい風は確かに吹いている。【金子真仁】

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(2020/06/19)