日経平均株価は「二番底」をつけるのか、「バブル化」するのか? 株式市場の今後のシナリオと、株価を左右する新型コロナ、米中の対立激化などの懸念材料を解説(ダイヤモンド・ザイ)

【リンク先抜粋】
 日経平均株価の「二番底」はいつ来るのか?  株式市場の今後のシナリオと、株価を左右する“懸念材料”をわかりやすく解説!  【詳細画像または表】  6月19日発売のダイヤモンド・ザイ8月号の大特集は、「損を減らす!  下落で儲ける!  急落で勝てる【38のワザ】」!  新型コロナウイルスの影響で、世界的に株価の動きが読みづらく、油断できない相場が続いている。そこで、この大特集では、急落時こそ守るべき“投資の基本”や、トレンドを見極めるためのチャートの読み方、損失を小さくする投資手法などをピックアップ。全部で38の“ワザ”として紹介している。 今回は、この大特集のプロローグを抜粋!  過去の経験則も踏まえながら、今後の株式市場に影響を与える懸念材料についてわかりやすく解説しているので、投資の方針を立てる際に役立ててほしい!  ●コロナ・ショック後に急反発で“壁”を突破した日経平均株価だが、 根本的な不安要素が払拭されておらず、二番底のリスクは高い  「コロナ・ショック」で、2020年2月から急落した日経平均株価は、2020年3月19日の1万6552円を底として急反発。6月8日には、早くも2万3000円台を回復した。新型コロナウイルスの感染者数が一時期よりも減少し、緊急事態宣言が解除されて、経済活動が再開し始めたことが、早期回復の要因と考えられる。  通常、下がりすぎた株価が、投資家の不安の後退によって自然に戻る“自律反発”には、限界がある。下落幅の「半値戻し」を達成するラインや、「PBR1倍(超えたら割高)」のライン、「200日移動平均線」などが壁となることが多いが、今回、日経平均株価はこれらの壁を軽々と突破(下のチャートを参照)。そのため、市場では楽観論が強まっている。  しかし、経済活動が再開したといっても、景気や企業業績が回復するのは、まだまだ先になるだろう。足元の株価は“期待”で上がっている状態であり、実態とは乖離しているため、アナリストなどの相場のプロの多くは「二番底」を警戒している。  実際、過去の「ショック」と呼ばれる局面を振り返ると、反発後に二番底をつけたケースは多い。なぜなら、いったんパニック状態が収まっても、問題の根本が解決していないと、いずれ不安がぶり返すからだ。  その好例が、2008年9月の「リーマン・ショック」と、2015

続きはこちら

(2020/06/19)