監察院副院長人事巡り波紋/台湾(中央社フォーカス台湾)

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(台北中央社)野党・国民党の黄健庭(こうけんてい)前台東県長が次期監察院副院長に指名される見通しであることが分かり、同党が猛反発している。党本部の考核紀律委員会(党紀委員会)は19日、党の許可なく指名を受けるのは党規違反だと批判し、党員としての権利を停止すると決めた上で、台東県支部に処分の提言を求めた。 監察院は公務員や行政機関の監督などを担当する機関で、29人の監察委員は総統によって指名される。総統府が作成した候補者名簿には、院長に陳菊(ちんきく)前総統府秘書長、副院長に黄氏の名前が記されていた。 黄氏は同日、記者会見を開き、蔡英文(さいえいぶん)総統の指名を受け入れたのは社会が和やかになるのを願ってのことであり、自身の過去の経験を国のために生かせるからだと強調。もし国民党からの祝福を得られないのであれば「辞退する」と述べた。 同院の人事は、同日午後3時に記者会見で正式発表される予定だったが、急きょ取り消された。黄氏の起用について与党・民進党内からも反対の声が上がっており、総統府は、後日改めて発表するとしている。 (陳俊華、余祥/編集:塚越西穂)

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(2020/06/19)