大塚社長も「楽しみ」 狙うは家具と家電の“まとめ買い”…「大塚家具」が7店舗で家電を本格販売(東海テレビ)
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大塚久美子社長が経営の立て直しをはかっている大塚家具が、19日から一部の店舗でスタイルを大きく変え、「家電」の販売を始めました。
経営再建中の大塚家具が19日から全国の7店舗で始めたのは、「家電」の販売。
リニューアルした名古屋栄店。店に入るとまず目に飛び込んでくるのが、キッチンをイメージしたコーナー。ダイニングテーブルやカウンターキッチンと一緒に並んだ冷蔵庫や電子レンジにも、値札がつけられています。
さらに、ずらりと並んだエアコンに大型液晶テレビ。1階と地下1階は、まるっと家電製品売場になりました。
これらの家電、実は仕入れを大手家電量販店の“ヤマダ電機”が担っています。大塚家具は去年12月に「ヤマダ電機」の傘下に入り、黒字化を目指して経営再建中です。
その関係を最大限に生かすため、家具と家電の「同時販売」に乗り出しました。
大塚家具の大塚久美子社長:
「特にお引っ越しに伴って家具を選ばれる方は、ほぼほぼ家具と同じくらいの金額で、どこかで家電を買ってらっしゃるんですね。そこを同じ場所で一緒にできるというのは非常に便利ですし、当然私どもとしても、家電の分と家具の分と両方の売上になりますので、ビジネス的にもいいなと思っています」
男性客:
「家具と電化製品が一緒に見られるので」
女性客:
「家電がざっと並んでいたのでびっくりしました。1か所で全部そろうので便利ですね」
名古屋栄店では、炊飯器など生活に密着した調理家電を中心に、およそ7000点の家電製品を揃え、「ヤマダ電機」と同じ値段で販売。ヤマダ電機のポイントカードも使えます。
2階から上は家具をメインに扱うフロアーになっていて、インテリアに合わせたテレビや家電製品を展示することで、まとめ買い需要を狙います。
大塚家具の大塚久美子社長:
「家電も家具もインテリアを構成する非常に重要な要素で、これをトータルでご提案するということを私どもはしていたんですけども、今回それを販売もできるということで非常に楽しみにしています」
家具と家電のコラボ。新生“大塚家具”のビジネススタイルとして定着するのか注目されます。