羽田新ルート、国交省が見直し検討会開催へ 従来経路も活用?(Aviation Wire)

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 国土交通省航空局(JCAB)は、3月に運用を始めた羽田空港の新飛行経路について、固定化回避に向けた検討会を6月30日に開催する。関係する自治体などから固定化しないよう求める声があることから、技術的観点から検討を進める。  検討会には日本航空(JAL/JL、9201)と全日本空輸(ANA/NH)のパイロットらも参加。年度内をめどに利点と欠点を整理する。現在は国際線の発着が多く見込まれる夕方などで南風時と北風時で風向きにより異なる経路で運用しているが、一部をこれまでと同じ経路に戻すことも検討するとみられる。  羽田空港の新ルートは、夏ダイヤが始まった3月29日に運用を開始した。これにより国際線の発着回数が3万9000回増え、これまでの年間6万回から9万9000回に拡大した。  羽田に4本ある滑走路のうち、北風運用時はC滑走路(RWY16L)から出発し、荒川に沿って北上する。南風時はA滑走路(RWY16R)とC滑走路(RWY16L)を到着で、B滑走路(RWY04)を出発で使用。A滑走路の着陸時は品川区大井町上空などを、C滑走路の着陸時は港区高輪台上空などを通過する。B滑走路からの出発は、対岸にある川崎市川崎区殿町付近を通過する。  運用時間は北風・南風ともに午後3時から午後7時までのうち3時間程度。北風時はこのほか、午前7時から午前11時30分までも運用時間としている。1時間あたりの離着陸は、北風時のC滑走路離陸が22便、南風時の着陸はA滑走路が14便、C滑走路が30便となる。B滑走路からは20便が離陸する。  新ルートを巡っては、飛行ルート下にある東京・港区や品川区、渋谷区、神奈川・川崎市などの住民29人が原告となり、6月12日に新ルートの運用差し止めを求め東京地裁へ提訴した。

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(2020/06/19)