豊島将之名人、大激闘の終盤制し今シリーズ初勝利 1勝1敗のタイに/将棋・名人戦七番勝負(ABEMA TIMES)
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将棋の名人戦七番勝負第2局が6月18、19日に山形県天童市「天童ホテル」で行われ、タイトル初防衛を目指す豊島将之名人(竜王、30)が挑戦者の渡辺明三冠(36)を158手で下し、今シリーズ初勝利をあげた。勝敗も1勝1敗のタイに。将棋界の“頂上決戦”は、がっぷり四つで第3局に進むことになった。
【中継】豊島将之名人、今シリーズ初勝利
第1局を落としていた豊島名人だが、本局では中盤以降はペースを握って終盤に突入。一時は勝勢まで見えたかというところまで指し進めていた。ところが、一瞬の隙から渡辺三冠の大逆襲を受けると、互いに持ち時間がなくなった最終盤では、形勢が二転三転する大激戦に。それでも最後にチャンスを掴むと、なんとか勝利をもぎ取った。
対局後には、「最後の方は正確に指せたば勝ちという局面が続いていましたが、逆転されていたかもしれない。1分将棋になってわからなくなってしまった。(勝ちがわかったのは)最後の最後。もうちょっと途中でうまく指さないといけなかった」と振り返ると、次局に向けては「今日の終盤、よくないところも出てしまいましたが、仕切り直しになったので改めて頑張ります」と語った。
本局を受けての2人の対戦成績は、豊島名人が12勝、渡辺三冠が17勝。第3局は6月25、26日、東京都渋谷区の将棋会館で、先手・豊島名人で行われる。