『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』の未来を検証!“30年後の未来”、2015年にタイムスリップ(Movie Walker)
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スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務め、ロバート・ゼメキスがメガホンを取った大ヒットSFシリーズの第2弾『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(89)。前作で30年前の過去にタイムスリップしてしまうも、なんとかトラブルを片付け、無事に元の世界に戻ってきた主人公のマーティ(マイケル・J・フォックス)。しかし、息つく暇もなく彼はさらなる騒動に巻き込まれてしまう。
【写真を見る】空を飛ぶデロリアン!ゴミが燃料になるなど環境にも優しい
未来へ旅立つドク(クリストファー・ロイド)を見送り、我が家に帰ってきたマーティは、タイムスリップが原因で現代の状況が少し変わっていることに驚きつつも、憧れの4WDに乗って恋人ジェニファー(エリザベス・シュー)と湖デートに行こうとしていた。しかしその瞬間、突然大慌てのドクが現れ、「君たちの息子が危ない!」と告げ、半ば強引に2人をさらなる改造を施したデロリアンに乗せる。そして3人は、“30年後の未来”、2015年へとタイムスリップするのだった。
未来の世界が描かれる本作。とは言っても、物語の舞台となる2015年は、2020年を生きる私たちにとってはすでに過去のもの。はたして、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』はどこまで未来のテクノロジーや出来事を予期していたのか?現代と照らし合わせて、検証してみたいと思う。
■空飛ぶ車
「この車に道は必要ない」というドクの言葉と共に、デロリアンが宙に浮かび、ジェット機のように空を飛ぶシーンで幕を開ける本作。劇中の2015年では空飛ぶ車が実用化されており、“空中ハイウェイ”も設置され、猛スピードで何台もの車が飛び交っていた。残念ながら、2020年となったいまも自動車は地面を走っており、実現はされていない。
しかし、今年のはじめに、トヨタ自動車がアメリカのベンチャー企業と共に、空飛ぶ車の開発に着手するというニュースも報道されており、近い将来に現実のものとなるかもしれない。また、改良されたデロリアンはゴミを燃料にしていたのだが、2015年に本作に影響を受けた日本のベンチャー企業が、リサイクル燃料で走る車の実験を行い成功させている。
■正確な天気予報
地上に降りるデロリアンだが、天気はあいにくの雨模様。すると、ドクが「あと5秒で止む」と言い、きっかり5秒後に天気が晴れになった。映画