交通や商業にも動き 移動自粛要請が全面解除(MBC南日本放送)
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政府は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために行っていた、県境を越えた移動の自粛要請を19日、全面的に解除しました。これを受けて県も19日、県外への不要不急の移動の自粛要請を解除しました。
政府は「全国で新たな感染は一部の自治体にとどまっている」として、都道府県をまたぐ移動の自粛要請を19日から全面的に解除し、鹿児島県も県境をまたぐ不要不急の移動の自粛要請を解除しました。
鹿児島中央駅では19日、大きな荷物を持った人たちの姿も見られました。県民からは観光や経済活動の本格的な再開に期待する一方で、慎重な声も聞かれました。
(熊本から鹿児島へ:女性)「きょうを待ってました。4か月以上ぶり。母の所に帰りたくて。久しぶりに母に会える」
(熊本から出張:男性)「4月1日以来に来た。ずっとリモートで仕事をしていた。社内はいいが、顧客は会わないといけない人もいるので」
(デザイナー)「県外に出ることが規制されていたので、これからちょっと出られるのは、うれしいですけど。気持ちは(県外に)行きたいですけど、怖いという気持ちが先に立ちます。もう少し皆さんの様子をみながら」
鹿児島空港では利用客の姿が多く見られました。一部の航空会社は19日の自粛解除にあわせて便数を増やし、東京や大阪を結ぶ便などで利用客が増加しているということです。
(鹿屋へ帰省)「やっとです。介護を伴う帰省です」
(横浜から帰省)「横浜に帰ります。用事があって少しだけ帰ってきた」
(茨城から出張)「今までは自粛があったので、なかなか県外に行くこともなかったが、今週の土日はさっそく、どこかに出かけたいのはある」
また一部の航空会社は、機内の利用できる座席を制限して、乗客同士の間隔をあけるなど感染対策をしています。
一方、県内のホテルでは宿泊客の増加に期待しています。鹿児島市のホテル・レクストン鹿児島です。およそ1か月間の休業を経て今月から営業を再開しました。移動自粛の解除を機に県外からの客の予約も徐々に増えているといいます。
(ホテル・レクストン鹿児島 神田勲支配人)「1週間ほど前からだいぶ先々の予約が多く入ってきている。それでも例年の3~4割程度の回復の状況」
現在は、個人のビジネス客がほとんどで団体客や観光客は、まだ少ない状態です。今後も、すぐには県外からの観光客の爆発的な増加は見込めないと