大手菓子メーカー若手社員が農場で野菜作り…そのワケ 北海道新篠津村(HBCニュース)

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 新型コロナウイルスの影響で、人手不足に悩む農家と手を組んだのは、道内の大手菓子メーカーです。  石狩の新篠津村で、農家を営む大塚ファーム。18ヘクタールの農場では、トマトやキュウリなど22種類の野菜を有機栽培しています。しかし、今年は作付けする種類をおよそ3割減らしました。  「短期と長期の中国人留学生が3人来れない。タイの国立大学の農学部の学生が4人、合計7人の外国人スタッフが来れないということで」(大塚ファーム・大塚裕樹さん)  そんな窮地を救おうと、2人の若者が、今月1日から農作業の手伝いをしています。石屋製菓の社員で、農業の経験はありません。  「ほとんど初めての体験ばかり」(石屋製菓・佐々木駿斗さん)  「(今まで農業の経験は?)やったことないです。大変ですけど思ってたより何倍も楽しい」(石屋製菓・深澤ほのかさん)  石屋製菓は、新型コロナウイルスの影響で、白い恋人の工場を停止。札幌市内の白い恋人パークも、通常の3割ほどの人数で運営するなど、打撃を受けています。そこで、人手不足にあえぐ農家を助けようと、石屋製菓は、1か月間、若手社員およそ130人を、道内各地の農業法人への派遣を始めました。  「収穫面白いでしょ」(大塚裕樹さん)  「収穫楽しいです」(深澤ほのかさん)  「甘いしょ?」(大塚裕樹さん)  「凝縮されてます」(佐々木駿斗さん)  お菓子の原材料をつくる農業の苦労を通して、生産者の立場で考えられるようになることが狙いです。  「本当に誠実に一生懸命汗をかいて僕ら以上に前向きに、効率や能率を考えて頑張ってくれている姿に感動しています。応援によって、改めて自分たちのやらなきゃいけないことが見えてきた」(大塚ファーム・大塚裕樹さん)  農家での様々な経験は、若い社員たちに新鮮な刺激を与えています。  「(農業すると思っていた?)思ってないです。でも2年目の今、経験できてよかったなと思っているので、元の仕事にもどっても生かしていきたい」(石屋製菓・深澤ほのかさん)  「貴重な経験ばかりなので、白い恋人パークで還元できたらいいなと思います」(石屋製菓・佐々木駿斗さん)  逆境をお互いに協力して乗り越える。そこには、新しい価値観を生み出す可能性も秘めています。

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(2020/06/18)