リニア、令和9年開業「切迫した状況」 JR東海社長(産経新聞)

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 JR東海の金子慎社長は18日に都内で開いた定例記者会見で、静岡県の川勝平太知事らの反対で工事開始が遅れているリニア中央新幹線の静岡工区の工事について「6月中にヤード(作業基地)工事に着手しなければ、令和9年開業は困難になるという切迫した状況は変わらない」と述べ、改めて工事開始を急ぐ考えを示した。  金子氏は9年開業を目指す理由について「大きな災害が起きたときに東海道新幹線のバイパスとして(リニアを)造るのが大きな要素だ」と災害対策としての意味合いを強調。「(開業は)早ければ早いほどいい」と述べた。  リニアのトンネル工事をめぐっては湧水の減少などの影響が懸念されており、川勝氏は着工に反対している。金子氏は近く予定されている川勝氏との面会に関して、「リニア建設に関する考え方を説明した上で、湧水や環境の問題について取り組んでいることを率直にお話ししたい」と述べた。  工事の影響を懸念している大井川流域の島田市など10市町も、JR東海の主張する6月中の準備工事開始について、国や県の有識者会議の結論が出ていない段階では時期尚早との考えを示しており、JR東海には厳しい状況だ。

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(2020/06/18)