阪神西勇輝、唯一白星なし因縁巨人戦へ平常心で挑む(日刊スポーツ)

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プロ野球がいよいよ3カ月遅れで開幕する。東京ドームの巨人戦で開幕投手を務める阪神西勇輝投手(29)は必勝態勢だ。昨年巨人とのCSファイナルステージ第4戦で先発好投も逆転負けでチームは終戦。あの時の以来の敵地マウンドでリベンジを期す。17日の東上前には、新幹線車輌の「ドクターイエロー」と遭遇。見ると幸せになるといわれる運も味方に、コロナ禍の異例のシーズンで開幕ダッシュを導く。 【写真】明るい表情でキャッチボールする西勇 ◇   ◇   ◇ 東京ドームに到着すると、西勇は真っ先にマウンドに上がった。「マウンドが昨年とどう違うのか。景色もそうですし。CS以来、来ていませんし、投げていないマウンドなので。戦う前の準備が一番大事だと思います」。捕手に向かってボールを投げ込むと、二塁へけん制練習。入念な準備に隙はない。今の気持ちを聞かれ「うーん、それやったらワクワクかな」と答えたが笑みはなく、戦う男の顔になっていた。 プロ12年目。巨人にはセ・リーグで唯一白星がない。昨年10月、巨人とのCSファイナルステージでは第4戦に先発。5回まで1失点好投を続けたが、同点の6回2死三塁で丸に意表を突くセーフティーバントを決められ逆転負け。目の前で日本シリーズ進出を決められ、阪神は終戦した。リベンジがかかる因縁の対決。「淡々とやることが大事だと思っています。僕のプレースタイルが変わることはない」と平常心で挑む。 巨人の開幕投手は菅野。18年オフまで4年連続でハワイ自主トレをともにした師匠と呼べる存在だ。昨年7月8日巨人戦(甲子園)のプロ初対決では、6回6安打3失点と粘るも菅野との白黒はつかなかった。「とにかくゲームを作ること、まずは。無駄なことはしないし、無駄なことをしても取り返せばいい。すべてプラス思考にやっていけばいいかなと思います」。今オフは「自分自身、変化を求めている年」とし、11年目で初めて単独トレーニングを選択。1人で鍛え抜いた成果も見せるべく、恩返しには絶好の舞台だ。勝てば球団6000勝の巨人の引き立て役にはなれない。 縁起のいいできごともあった。17日に自身のインスタグラムで、「ドクターイエロー」に遭遇したことを報告した。「自分でプラスになると思えばプラスになる。チーム便でみんなが見ていますし、そういうのも運だと思います。そういう運だったり、流れだったりとか、引

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(2020/06/18)