白い物体は何?専門家の分析は…海外から飛来した通信基地局の可能性も(KHB東日本放送)
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6月17日に宮城県内の上空で目撃された白い物体は18日朝になり行方が分からなくなっています。
専門家は通信基地局として海外で放たれたものが偏西風に乗って来た可能性を指摘しています。
白い物体は17日朝早くから県内各地で目撃され、警察にも通報が相次ぎました。
KHBでは17日午後7時ごろまで県の東側の海上にある白い物体を確認していましたが、18日午前、亘理町から女川町にかけて上空から行方を捜したところその姿は確認できませんでした。
また情報収集を進めていた警察や陸上自衛隊にも、目撃情報は寄せられていないということです。
白い物体は誰が、なぜ上げたものなのか。
この物体は16日に秋田県の上空でも確認されていたことが新たに分かりました。
こうした状況を受け、東北大学大学院で航空宇宙工学を研究する桑原聡文准教授は海外から飛来した可能性を指摘します。
東北大学大学院工学研究科桑原聡文准教授「データ中継のための基地局というようなものを実験的に実施しているような、そういうシステムではないか、というふうに思われます。国内で(上げた人の)特定ができないということは、偏西風とかジェット気流とか、そういった気流に乗って、西の方から東の方に移動してきたと。外国から飛来したものである可能性も十分にあるのではないかという風に考えられます」。
また県内の上空でとどまっていたことから、気球を使った観測に詳しい福岡大学の林政彦教授は次のような見方を示しています。
福岡大学理学部・林政彦教授「ドローンを使って気球の位置を上下それから水平方向にコントロールして、ある場所にきちんと止めているようなものかなと思っています。なかなか難しいので、そういった技術的な開発が目的なのかなという気がしています」。
海上での事故に備えパトロールをしている第二管区海上保安本部によりますと、これまでに太平洋上で白い物体を見つけたという情報は入っていないということです。