温泉ホテルも来客に備え人工知能で「3密」防止 その装置とは… 北海道洞爺湖町(HBCニュース)

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 道内と他の都府県との往来自粛要請が、19日、緩和されるのを前に、洞爺湖温泉のホテルはAI=人工知能を利用したシステムを取り入れ、「3密」を避ける取り組みを進めています。  4月から休業中の洞爺湖温泉のホテル。20日からの営業再開を前に、正面入り口に設置されたカメラは、人工知能を利用した感染防止システムです。  「マスク検知、体温の高温の測定です。37.5度以上の方が出た場合にはアラートでお知らせする機能がついています」(AI関連企業「アウル」小曽根茂臣さん)  このシステムは、人工知能が、映像から利用客の体温を測定して、マスクの着用率を分析。ホテル側の感染対策に役立てる仕組みです。また、レストランの前にも大きな画面が設置されました。  「このウェブカメラの前を通った人を認識して、混雑状況に合わせた表示をこちらのサイネージ(看板)に表示することができます」(AI関連企業「アウル」小曽根茂臣さん)  画面の右上の小さなカメラで利用者を数え、事前に登録した人数に達すると混雑状況を表示します。また、スマートフォンにも表示され、宿泊客が混雑を避けられるだけではなく、従業員は、入場制限や館内放送などの対策を打つことができます。大浴場の前にも同じ画面が設置されました。  「システムが入ることで、お客様の方でも判断することができるようになると思いますし、また、こちらとしても一目瞭然で、見てすぐに混雑しているなと把握することができる」(洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラス・岡部諭史さん)  北大の卒業生らでつくるベンチャー企業が開発したこのシステムは、すでに、札幌市内のドラッグストアやデパートで導入されています。  道外との往来自粛が緩和され、落ち込んだ客足の回復に期待が高まる中、ホテル側は宿泊客が集まり「3密」の状態を避けるため、AIシステムの導入に踏み切りました。  「AIを導入することで、接触の機会を減らすということで、お客様にとっても従業員にとっても安心安全に利用していただけるように導入しております」(洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラス・岡部諭史さん)  北海道で生まれたAI技術が、安心安全のおもてなしに一役買うことになりそうです。

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(2020/06/18)