【新型コロナA-Z 大学の学費と支援】 メニュー多いが額が足りない(ニュースソクラ)

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 新型コロナウイルスの全国的な緊急事態宣言は解除されたが、オンライン授業を続ける大学はまだ多い。今回は、その大学の学費に焦点を当てたい。  文部科学省の平成30年度の調査によれば、国立大学の学費平均は53万5800円(/年、入学金は含まず。以下同様)、公立大学はほぼ同額の53万8633円。私立大学に至っては90万4146円となっている。  だがこれは理系文系が合わさった平均であり、実際はもう少し差がある。  例えば慶応義塾大学の文学部は114万3250円であるが、理工学部は166万3250円で、医学部は3倍以上の384万3350円だった。  東京大学の学費を見てみると学部での差はなかったが、その分入学後の実験費等がかさむと想像される。  新型コロナウイルスの影響で、アルバイトができなかったり家計が急変したりした困窮学生に、これらの大金がのしかかることになった。通常、学費の引き落としは半期に一回だが、上記金額の半額にしても、大金である。  各大学では、4月21日の明治学院大学発表を皮切りに、奨学金制度の動きが始まった。明治学院大学は学生一律5万円、立教大学も25日に生徒一律5万円の奨学金給付を決めた。だがこれは「オンライン授業整備費」としての給付である。  困窮学生への支援はどうなっているのか。  困窮学生を支援する動きは、私立大学が盛んだ。  具体的な取り組みとしては、4月26日に早稲田大学が緊急支援金として10万円給付を決定。明治大学も「経済困窮者を対象とした5億円規模の支援」に乗り出し、申請者に10万円(住民税非課税世帯の学生は20万円)を給付するとした。慶応義塾大学は5月8日、経済的困難な学生申請者に最大40万円の給付を発表した。  では、国公立大学はどうか。  東京大学は5月15日、「緊急給付型奨学金」として経済困窮学生へ5万円を給付すると発表。京都大学は5月20日、「学生生活に大きな支障をきたすおそれがある」学生に対し12万円を支給するなどの緊急学生支援プランを始めた。東京工業大学は月5万円を最大6か月、無利子で貸し出すとした。ただ、対象者は「授業料免除対象者」であり、希望する者全員が利用できるわけではないようだ。  一橋大学では、国による支援制度や既存の経済困窮学生向けの奨学金制度を、HPを通じて広報するのみだった。  いずれの

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(2020/06/18)