総力戦予告の栗山監督采配は「バランサー金子」が肝(日刊スポーツ)
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日本ハム栗山英樹監督(59)が17日、今季のブルペンワークについて、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷でのオンライン取材で答えた。
【写真】キャッチボールする日本ハム金子と吉川
栗山監督 連戦が続くから、全員で戦うことしかない。こっち(鎌ケ谷)のピッチャーと今日もいろいろな話をしたけれど、全員で戦います。
具体策は明言せず、総力戦であることだけを強調した。開幕メンバーに入りそうな面々は、メットライフドームで調整。その中で、対戦相手にとっても不気味な存在となりそうなのが、金子だ。
14年沢村賞右腕は、どんな役割にも積極的で献身的なのが魅力。「オープナー」「ブルペンデー」など臨機応変な用兵を駆使する栗山監督は、チーム状況に応じて役割を変化させる難役を任せる可能性がある。経験値の高さは対応力につながる。役割を固定せず、柔軟にウイークポイントをカバーさせることで、投手陣全体の戦力を維持させる「バランサー」となっていきそうだ。
クローザー候補の石川直がコンディション不良で間に合わないが、秋吉、宮西という変則2枚を軸に、玉井や堀、公文らが絡んで勝利の方程式が構築されていく。全てを潤滑に回すための肝となるのが金子。開幕後の“栗山流”に注目だ。【木下大輔】