社会派ノンフィクション番組を多数制作していたジン・ネットが破産開始(東京商工リサーチ)

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 (株)ジン・ネット(TSR企業コード:297654705、法人番号:4010001137068、千代田区神田小川町1-8、設立1998(平成10)年12月14日、資本金1000万円、高世仁社長)は6月10日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には冨田拓弁護士(一橋綜合法律事務所、千代田区神田錦町3-3、電話03-3291-0140)が選任された。  負債は現在調査中。  北朝鮮日本人拉致事件やイラク戦争、シリア内戦などの国際問題のほか、不登校や非正規雇用など国内の調査報道で定評があった。TBS「報道特集」、テレビ朝日「サンデープロジェクト」、日本テレビ「NNNドキュメント」、テレビ東京「ガイアの夜明け」など国内テレビ各局で放送する報道、ノンフィクション番組などで豊富な制作実績を有していた。  しかし、テレビ番組の制作環境の変化等に伴い、業績は伸び悩んでいた。近年は売上高約1億円で推移し、2019年以降も香港民主化デモの現地取材等、積極的に事業を展開していたものの、業況の改善も見込めず2020年2月末で事業を停止、今回の措置となった。

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(2020/06/17)