日本ハム野村「考えながら」開幕1軍ほぼ手中も冷静(日刊スポーツ)

【リンク先抜粋】
日本ハム野村佑希内野手(19)の開幕1軍入りが濃厚になった。17日、開幕戦の舞台となるメットライフドームでの1軍練習に参加。練習試合5試合で3本塁打とアピールに成功した高卒2年目の若き大砲が、三塁のスタメン候補として開幕1軍切符をつかみそうだ。また、野村と同様に同球場で調整した清宮幸太郎内野手(21)も、3年目で初めて開幕1軍入りが濃厚となった。 【写真】小笠原ヘッド兼打撃コーチ指導される野村      ◇     ◇     ◇ 昨季1軍未昇格の野村にとって、全てが未知の領域だ。「1軍の球場は、全て初めてです」。足を踏み入れたメットライフドームでも気後れすることなく、爽やかに快音を響かせた。フリー打撃ではバックスクリーンへ飛び込む豪快弾など40スイングで7本の柵越え。「そんなに違和感なく、自分のスイングができている」と雰囲気にのまれることなく、開幕戦の舞台で、しっかりと自分の打撃を確認した。 4日以降の練習試合で5戦3発とアピールし、開幕2日前となるこの日も1軍に呼ばれた。2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で練習試合が行われている中での“抜てき”は、初の開幕1軍入りを、ほぼ手中に収めたと言っていい。「自分の状態や体は充実している。(開幕メンバーに)選ばれたら初めてのことなので緊張しすぎないように、いろんなことを考えながらやりたい」と冷静に言葉を紡いだ。 自分自身も想像していなかった躍進だ。2月の春季キャンプは2軍スタート。昨年8月末に左股関節後方亜脱臼で全治5カ月の大ケガを負い、復帰への最終過程だった。「開幕1軍は全く考えずに、このシーズン中に上(1軍)に上がって戦力になれればいいなと考えていた」。きっと、本来の3月20日開幕であれば実現しなかっただけに、運命的な巡り合わせだ。 1軍戦力としてだけでなく、近未来の主砲としての期待値も大きい。鎌ケ谷を視察した栗山監督の代わりに、この日の練習を見守った小笠原ヘッド兼打撃コーチは「いろいろ経験しながら成長していってほしいという気持ちの中で、今は進めていってます」と英才教育の一環と説明した。26日に20歳となる野村にとっては、さらなる成長への起点となるはずの開幕1軍切符。「できる限り準備をしたい」と前を向いた。【木下大輔】

続きはこちら

(2020/06/17)