戦後75年 遠のく記憶を後世に(KKB鹿児島放送)
【リンク先抜粋】
戦後75年の大事な節目の年ですが、新型コロナの影響で追悼の式典を縮小する決定が続々と出てきていて、先週は8月15日の終戦の日に国が主催する「全国戦没者追悼式」も、今年は参列者を例年の2割程度に減らすため、6千人規模のものを最大で1400人程度へ縮小。例年鹿児島県内からも遺族が参列していますが、去年55人の参列に対し政府からは最大20人という指示がありました。10月の式典についても、県主催の県戦没者追悼式が例年は1000人ほどの参列ですが今年は縮小して開催へ。
さらに気になる現象として、知覧特攻平和会館がコロナの影響で4月中旬からひと月半の休館を経て今月から再開しているものの、入館者は「9割減」と大幅な減少が続いています。県外からの旅行客がまだ戻っていないことや、全国で修学旅行も延期や中止が相次いでいることが要因のようです。
鹿児島遺族会会長の山元正光さんは「戦争の惨禍が、だんだん語られなくなっていくという怖さを感じる」と話しています。『戦没者を悼むこと、そして戦争をはしてはいけないよ』と若い世代に伝え続けること、コロナ禍でも続けていくべきことのひとつです。