エールの古関裕而さんが残した行進曲、福井に(福井新聞ONLINE)

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 放送中のNHK連続テレビ小説「エール」の主人公のモデルとなった作曲家、故古関裕而さんが手掛けた「大敦賀行進曲」が、今も福井県の敦賀市民に親しまれている。毎年9月の敦賀まつりで行われる「民謡踊りの夕べ」では約3千人があでやかに舞い、地元の舞踊関係者は「鉄道と港で栄えた敦賀の歴史を伝える曲で、ずっと受け継いでほしい」と話している。  敦賀市史などによると「大敦賀行進曲」は、1935年ごろに市内の実業家で文化人でもあった故宇野泰三さんが、地元を代表する歌をつくろうと、古関さんらに依頼した。当時の流行歌と一緒にレコード化され、全国的に反響を呼んだという。  「西へ行こうか東へ行こうか/港敦賀は東洋の波止場/名残惜しめばテープもぬれて/明日は異国の星の下」  「誰と乗りましょ国際列車/遠い波路をはるばる着いて/青い眸(ひとみ)のあこがれ乗せて/花の東京へ一走り」  海外とも結ばれた敦賀のまちのにぎやかな雰囲気と、金ケ崎周辺の桜や気比の松原といった自然の美しさを、軽快なリズムに乗せて伝えている。  地元の舞踊家で市文化協会副会長の西崎文萌さん(72)は、「小学生のころは学校の運動会の最後に親子で踊っていた」と振り返る。西崎さんによると、敦賀まつりでは1960年代から踊るようになり、市内で他に行われる盆踊り大会でも欠かせない一曲になっているという。  例年の民謡踊りの夕べを前に市内で行われる講習会の指導者のまとめ役になっている西崎さん。「昭和の時代らしいメロディーで、誰でも親しめる曲。踊りも簡単なので、多くの人に覚えてほしい」と話した。

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(2020/06/17)