トミー・ヒルフィガー──走ることができないなら歩けばいい【GQ JAPAN連載特集:希望へ、伝言】(GQ JAPAN)

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妻のディーと息子のセバスチャンと一緒に、コネチカット州の自宅で過ごしている。多くの人が、愛する人と一緒にいることさえ叶わない状況に鑑みると、家族のそばにいられることに心から感謝している。私は仕事の一環として世界中を旅しているので、家で仕事をするというのは新鮮な経験だ。この危機の影響をもっとも受けている人たちに心を寄り添わせ、われわれを待ち受ける未来について考えを巡らせている。 ──自宅でより多くの時間を過ごすことになり、これまでより自由な時間が増えたと思います。書籍、映画、音楽、料理など、刺激を受けたことがあれば教えてください。またあなたなりの健康法はありますか? 私の1日はヨガで始まる。これまでにないほど、この習慣が体調を維持して思考をクリアにするのに役立っている。若い頃から、いつも音楽に情熱を傾けてきたけれど、今、アーティストやミュージシャンたちがソーシャルメディアを駆使しながら世界に素晴らしい作品を共有してくれることに、とても刺激を受けている。 ──これまであなたが経験したなかで、もっとも困難だったことは何ですか? セバスチャンは一緒にいるけれど、ほかの子どもたちが恋しいし孫娘に会えないのが辛い。テクノロジーのおかげで、離れていても彼らとつながりあえるのは嬉しいけれど。 ──この事態のなかで起きた人々の行動、生活習慣などの変化のうち、もっともポジティブなものは何だと思いますか? 弱い立場にある人や助けを必要としている人たちのために、コミュニティが団結する姿を目の当たりにすることができた。医療や交通インフラ、そして食料供給の最前線で戦っている人々の勇敢さに、心から敬意をあらわしたい。 ──日本、世界の人にむけたメッセージをお願いします。 皆が難しい状況に直面している今こそ、マーティン・ルーサー・キングの言葉を引用したいと思う。「飛ぶことができないなら走ればいい。走ることができないなら歩けばいい。そして歩けないなら這えばいい。けれど前進することをやめてはいけない」 これまでとはまったく異なる生活を強いられているけれど、皆が共に力を尽くせば、この難局を乗り越え、未来を再建することができると信じている。どうか安全に過ごしてください。そして、自分とコミュニティを労ってください。 PROFILE トミー・ヒルフィガー 1951年生まれのファッションデザ

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(2020/06/17)