Google 確認クリック で、パブリッシャー収益は低下する? : モバイル広告の「誤タップ」防止する新機能(DIGIDAY[日本版])
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「人々がこの件について話したがらないのは、自分たちが不興を買っていると感じているからだ」と、パブリッシャーの広告収益化を支援しているOKOデジタル(OKO Digital)のマネージングディレクター、マット・ベネット氏はいう。
ベネット氏によれば、この機能の影響で問題に直面していると話したパブリッシャーは昨年からおよそ25社に上っており、そのなかには複数の国際的な大手ニュースパブリッシャーも含まれているという。ベネット氏の観測では、確認クリックによる問題がもっとも増えたのは、欧州や米国がロックダウンに入る前の3月だった。
「確認クリックを導入したのは、偶発的なクリックや不正なエンゲージメントの数が増えたときに、ポジティブなユーザー体験を維持するためだ」とGoogleの広報担当者は述べている。「また、この機能はパブリッシャーにもメリットをもたらす。この機能がなければ、広告ユニットの価格が下落したり、場合によって入札者によって自分たちのサイトが排除されたりする可能性があるからだ。クリック品質が向上すれば、この機能は自動的に無効にされる」と、この広報担当者は語った。
「状況は悪くなっているが、この問題が蔓延している様子は見られない」と、イールドバード(Yieldbird)の成長担当責任者として300社のパブリッシャーと仕事をしているシモン・プルシンスキ氏は話す。ただし、この2カ月間にパブリッシャー4社からペナルティの報告を受けたという。これは、新型コロナウイルス感染症による社会活動の停止と、隔離政策が続いているあいだに「トラフィックが急増したことと関係している」と、同氏は見ている。