甲子園への一歩だ帯広農が帯広北と20年初練習試合(日刊スポーツ)

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甲子園への一歩を踏み出した。「2020年甲子園高校野球交流試合」に招待されている帯広農が17日、同校グラウンドで、帯広北と20年初の練習試合を行った。コロナ禍で対外試合が自粛されていたが、15日から解禁。昨年11月10日に足寄と対戦して以来、220日ぶりの練習試合となった。7月18日の夏季北海道大会十勝地区大会、さらに8月10日から始まる聖地での交流試合に向け、徐々に試合勘を上げていく。 【写真】試合前、選手たちに声をかける帯広農の前田監督   ◇  ◇  ◇ 待ち焦がれた瞬間だった。試合開始前、やや雨脚は強くなったが、止むのを確信してグラウンドのシートを取り除いた。午後4時半プレーボール。帯広農先発の水上流暢(3年)が初回を3者凡退に打ち取ると2回2死二塁、西川健生三塁手(2年)が右前適時打を放ち、20年初の得点を挙げた。1-1の4回2死満塁では、村中滉貴左翼手(2年)の二塁強襲2点適時打で勝ち越し、“初陣”をしっかり勝利で飾った。 通常道内では4月から行える対外試合が2カ月以上遅れたが、コロナ禍の中、少しずつ、野球ができる環境が開けてきた。主将でエース右腕の井村塁(3年)も、5回から2番手で登板し4回を被安打3、3奪三振で無失点。日没のため最終回となった8回1死満塁のピンチでは、投ゴロ併殺に抑えて締めた。初の実戦を振り返り「紅白戦とは違い久々の対外試合で燃えた。気合も入った。楽しかった」と笑顔で話した。 センバツ、さらに夏の大会がすべて中止になり、チームはバラバラになりかけた。そんな中で1日に全体練習再開すると、2日に夏季北海道大会、10日には甲子園での交流試合が決まった。どん底から一気に明るい兆しが芽生えた。先発の水上は「実戦をやることで課題も見つかる。ここからしっかり修正し甲子園でも投げてみたい」と目を輝かせた。 7月18日の夏季北海道大会十勝地区大会まで約1カ月、甲子園での交流試合までは約2カ月。この日は、7月18日に予定していた交流試合の抽選が8日に前倒しされることが発表された。井村は「甲子園が近づいてきた感じがして、わくわくする。期間は短いが、まずはしっかり基礎練習をして、下半身も鍛えていきたい」。限られた時間で最高の準備を整え、味わえなかったセンバツの分まで聖地で躍動する。【永野高輔】 ○…帯広農ならではの平日放課後の練習試合再開となっ

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(2020/06/17)