高雄市長補選 民進党公認は陳其邁氏 2年前に韓氏に敗北/台湾(中央社フォーカス台湾)

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(台北中央社)与党・民進党の中央常務委員会(中常会)は17日、韓国瑜(かんこくゆ)氏の解職に伴う高雄市長補選について、陳其邁(ちんきまい)行政院副院長(副首相)を公認候補にすると決定した。同党の主席(党首)を兼任する蔡英文(さいえいぶん)総統が同日午後、記者会見を開いて発表し、陳氏は「最強の戦士」であり「最も立候補者に適している人物」と称賛した。 1964年に北部・基隆市で生まれた陳氏。幼少期に南部・高雄市に移り住み、地元の中山医学院(現・中山医学大)医学部を卒業。台湾大学(台北市)公共衛生研究所の予防医学修士課程を修了して医師となったが、後に政界に進出。立法委員(国会議員)を経て、民進党副秘書長、行政院報道官、総統府副秘書長などの要職を歴任した。2018年の高雄市長選に初出馬し、野党・国民党の韓氏に大敗するも、勝敗にこだわらない姿勢で好感度を上げた。行政院副院長就任後に直面した新型コロナウイルス危機では、専門を生かして感染防止対策に取り組んだ。 一方の韓氏は、高雄市長就任後間もなく総統選への出馬を決めるなどして有権者の反感を買い、状況が一変。リコール(解職請求)の賛否を問う住民投票が6日に投開票され、賛成93万9090票、反対2万5051票でリコールが成立した。 韓氏は12日に解職され、これに伴う補選が8月15日に実施される。陳氏は蘇貞昌(そていしょう)行政院長(首相)に辞表を提出し、再挑戦への意思を明確にしていた。陳氏の辞表は蘇氏の承認を経て19日に発効する。 17日の記者会見に臨んだ陳氏は、2年前の敗北に言及。「あの時は自分の努力不足で、支持者を失望させてしまった」と振り返った上で、高雄市は永遠の故郷だと強調。「高雄をより良くするため、郷里に戻って一生懸命頑張りたい」と意気込みを語った。 (顧セン、葉素平/編集:塚越西穂)

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(2020/06/17)