中国、輸入サーモン非難を継続(朝鮮日報日本語版)

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 北京市内の大型農水産物市場で輸入サーモンを切ったまな板から新型コロナウイルスが検出されて以降、中国では輸入サーモンを非難する動きが続いている。中国メディアの新京報は17日「サーモンが嵐に巻き込まれた」と報じた。  17日午前、中国最大のポータルサイト、百度(バイドゥ)では「外国メディア ノルウェーサーモン養殖の悪行暴露」が人気検索ワード1位になった。ドイツの公営テレビ「アルテ」が14日、ノルウェーのサーモン養殖場の衛生管理状態が悪いと報じたのがきっかけだ。中国の各メディアはこれを引用し、輸入サーモンの問題点を大々的に報じた。  これに先立ち北京南部の新発地市場で新型コロナウイルス感染例が発生し、北京の保健当局が市場内の物品を調査した結果、輸入サーモンを切るまな板をはじめ40件のサンプルから新型コロナウイルスが検出された。こうした状況で、輸入サーモンに対する否定的な世論が再び拡大しているのだ。  専門家らは、サーモンのような水生生物が新型コロナウイルスの中間宿主になるのは考えにくいと話した。また、新発地市場の汚染されたまな板についても、サーモンが流通過程で汚染されたのか、まな板の管理が不十分だったのか分かっていない。しかし、北京市内のスーパーマーケットは輸入サーモンの販売を取りやめ、消費者による購入キャンセルも相次いだ。北京の一部の日本料理店は生のサーモンを使う寿司や刺し身メニューの提供を中止。ロイター通信は15日、ノルウェーのサーモン輸出企業の言葉を引用し、中国への輸出が中断されたと報じた。  中国疾病予防コントロールセンター応急センターのス・クォチン副主任は16日夜、北京市が主催した防疫記者会見で「今回は新発地市場に関連する汚染場所でサーモンが汚染された状況が発見された」とした上で「しかし(新型コロナウイルスに)汚染された場所に入る前に、サーモンからは新型コロナウイルスが検出されなかった」と述べた。サーモンも他の食品と同じように、清潔に洗って加工すれば問題ないということだ。

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(2020/06/17)