農園レストラン経営からカメラマンに転身 富士宮の松木さん、料理の魅力を写真で 6月21日まで、都内で個展(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)

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 就農を機に富士宮市に移住し、野菜を生産する傍ら農園直営レストランも経営してきた松木一浩さん(58)=同市=がこのほど同店を閉店し、カメラマンとして起業した。長く外食業界に関わってきた経験を基に、映像や写真を通じて店舗を支援する。「シェフの腕はいいのに不便な立地やPR不足で集客が不十分な店を後押ししたい」と心機一転の背景を語る。  松木さんは都内の三ツ星レストランで給仕長を務めた後、農業の世界に飛び込んだ。旬の露地野菜を60品目以上育て、2007年に総菜店、09年にレストランビオスを開業。農産物の付加価値を高め、県外からも人が訪れる店に育て上げ、6次産業化の成功モデルとして注目を集めていた。  「ミシュラン」に並ぶ世界的なレストランガイド「ゴ・エ・ミヨ日本版」に3年連続で選ばれる中での閉店は周囲を驚かせた。理由はシェフとの契約年限や体力の衰え、子どもの就職など一つではないが、昨年10歳下の弟が病気で急逝し人生観が変わったことが大きいという。「人生も後半戦になり、いつまで元気で好きなことができるか分からない。残された時間を考慮し、前からやりたかったことを悔いなくやるなら今しかないと思った」  写真は独学だが、これまでも畑仕事やレストランで心に留まった瞬間を日々カメラに収めてきた。「料理人が醸し出す世界や、料理の背景にあるストーリーが見る人に伝わる写真を撮りたい」と抱負を述べた。農園は縮小して継続する。  21日まで東京都千代田区神田淡路町のAWAJIカフェ&ギャラリーで松木さんが経営したレストランビオスの軌跡を紹介する写真展を開いている。詳細や問い合わせは松木さんのツイッターまたは<電080(8178)5915>へ。

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(2020/06/16)