県民1人1万円宿泊券発行 申し込み殺到 制度の課題は(MBC南日本放送)

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新型コロナウイルスの影響で打撃を受けている鹿児島県内の宿泊施設を支援するため、県は1人1万円の宿泊券を発行する制度を今月13日から始めました。初日から申し込みが殺到する中、県民からは、申し込み方法などへの批判が出ています。一方、経済の専門家も制度の課題を指摘しています。 「ディスカバー鹿児島キャンペーン」は、県内の宿泊施設で利用できる1人1万円の宿泊券を、県民4万人限定で無料で発行します。このうち第1弾の2万人対象の申し込みが、今月13日から始まりました。 1日に発行される宿泊券は、インターネット申し込みが1500人、電話が500人です。初日は、インターネット分がおよそ15分で定員に達するなど大きな反響が出ています。 実際に申し込もうとした県民は… (50代女性・介護関係)「申し込もうと思ったら15分で完売していた」 (70代男性・公務員)「子どもが申し込んだ。大丈夫だった。電話を結構かけた。何十回も。スマホと携帯の2つでずっと押し続けていた」 (60代男性・元教諭)「子どもにやらせようと思う。ネットが使えないので」 申し込みが殺到したことで、県には苦情や意見が相次いでいます。県によりますと、初日の13日からの3日間で「インターネットで入力できない」「電話がつながりにくい」など、およそ700件の苦情や意見が寄せられました。 (県観光課 上拾石斉宏課長)「受付の方法については、今でもコールセンターの対応のやり方、時間を一人あたりどれだけ短縮して、多くの方と早く接するかなど、オペレーションの部分の見直しをやっている。 第2弾に向け、どういった宿泊券の配布の仕方がいいのかなど、今、検討を進めているところ。準備ができたらお知らせしたい」 一方、経済の専門家は、今回の事業の申し込み方法の公平性に疑問を投げかけます。 (九州経済研究所 福留一郎経済調査部長)「関心が高まっているから申し込みできなかった人がある程度、納得感がないといけない。抽選制にして皆さん申し込みができて、選ばれる権利が持て、でも選ばれなかった。それは結果論として申し込みはできたということで、公平性が担保されるので納得感が得られるかもしれない」 新型コロナに伴う宿泊助成事業は、長崎県や宮崎県など九州各県でも始まっています。長崎では宿泊料金の5000円引き。宮崎では5000円分の宿泊クーポンを250

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(2020/06/16)