米田肇──“利他”という考え方で道を開く【GQ JAPAN連載特集:希望へ、伝言】(GQ JAPAN)

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──あなたの現在の日常について教えて下さい。コロナ問題以前と変わったこと、新しい習慣、仕事や家族との向き合い方、その他この期間に考えたことなど、どんなことでも構いません。 3月29日から日本料理店『柏屋』の松尾秀明さんと「Office musubi」の鈴木裕子さんと一緒にネット署名と手書き署名で飲食店の救済をもとめて活動をはじめました。集計をして、15万から20万になると海外での認知度が大きくなるときいてまずはそこをめざし、さらに4月7日に第一次補正予算がきめられるので、4月21日に決議がでるまえにもういちど関係各所のひとたちに会いたいなと思い、調整しています。 コロナ禍以降、レストランは内部留保がすくないところが多いので、閉店がふえています。 具体的にいうと4月末の支払いは5月半ばに請求書が届きます。猶予はもうありません。店舗によってはテイクアウトもしていますが、厳しいです。5月は本当に危ない。イギリスは休業している飲食店に従業員の給与80%を支払うと発表しました。ぼくが会った印象では、自民党でも意見がバラバラで、トップ5~6名ぐらいでほとんど決めている状況のようです。 国民のことがわかってない政治家がこれほどいたとは思いませんでした。縦割りの制度のもとでうえにあげているだけで、各々の省庁が新しい取り組みのために力をあわせてほしいと思うのですが、どうもそうはしたくないように見えます。たとえていうならば、役所はコンピューターを買う時についてくる必要以上に分厚い説明書のようなものです。説明書はシンプルなほうがいい。iPhoneの説明書はシート1枚です。でも、誰でも使えますよね。誰にでも必要な役所のシステムが複雑なのに疑問を感じます。 さらにいうと政治家は内容がまったくわかっていません。助成金についても議員さんはじつはわかってない。日本はあまりにも平和すぎました。平和だったので、国民はふだんの生活をしていればよかったのでしょうか。政治家は政治家のための政治をしていた。今になって思います。ぼくがいましているのは国民の本当の声をあげていくこと。それが今回の仕事かなと思いました。国は現場のことがわかっていません。 ──先の見えない日々ですが、それでも前向きに生きるためのメッセージをいただきたく存じます。GQ読者へ、自分へ、家族へ、日本へ、世界へ……メッセージの対象

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(2020/06/16)