田島ヶ原サクラソウ自生地国指定100周年展/埼玉県(テレ玉)
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7月、さいたま市の田島ヶ原サクラソウ自生地が国の天然記念物に指定されてから100年を迎えます。サクラソウ自生地の歴史をたどるパネル展がさいたま市立中央図書館で始まりました。
田島ヶ原サクラソウ自生地は、今から100年前の大正9年=1920年7月17日に日本初の天然記念物として国から指定を受けました。3月から4月にかけて小さな、可憐な花を咲かせ毎年、多くの人を楽しませています。
パネル展示では、田島ヶ原のほか、荒川のほとりに点在するサクラソウの自生地が紹介され、100年間、人々に大切に守られてきたことが分かります。また、サクラソウ自生地の保護に尽力した現在の桜区にあたる土合村の深井貞亮、天然記念物制度の創設に奔走した植物学者三好学について詳しく知ることができるパネルも展示されています。
田島ヶ原サクラソウ自生地の生育数は、2003年の235万個体をピークに、ことしは47万個体まで減少していて、個体数を守ろうと生育環境調査や周囲の草の刈り取りなど「これからの100年」に向けた取り組みも紹介されています。このパネル展は、さいたま市立中央図書館で7月19日まで開かれています。