マスク着用で“熱中症”のリスク増…医師が提唱「“マスクしなくてもよい環境を自らつくること”が大切」(TOKYO FM+)
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6月に入り、“暑いなぁ”と感じる日が増えてきているなか、新型コロナウイルス対策での外出時のマスク着用や、室内で過ごす時間が増えて体が暑さに慣れず、“熱中症”になる人が増えるのではないかと心配されています。
今年の夏は、マスクの着用に加え、3密(密閉・密集・密接)を避け、人との接触を減らすことが求められるだけに、三宅教授は「いろいろなリスクが考えられる」と言います。
本来であれば、夏場につけることが少ないマスク。「本来なら冷たい空気を吸って体を冷やすことができていましたが、マスクをすることで温かい空気を吸うことになる。そうすると、体が冷えにくい。マスクをしているということは、顔に帽子をかぶっているようなものですから、顔が温まってしまう」と三宅教授。「それだけでも熱中症になる可能性があります」と警鐘を鳴らします。
いまでもマスクをしていて“暑いなぁ”と感じる人も少なくないのではないでしょうか。これがもし“真夏だったら”と考えると……熱中症に直結するリスクがさらに高まるとも言えます。
コロナ対策をしたうえで熱中症のリスクを下げるためには、「“マスクをしなくてもよい環境を自分からつくること”が大切」と声を大にします。「逆を言うと、3密でなければマスクは必要ないのです。みなさん、自宅ではマスクをしていないですよね? 周りに誰も人がいなければ、マスクを外してもなんのリスクもないし、人に感染させてしまう危険性もない」と強調。三宅教授は、「逆にそういったところを選んで歩くとか、そういう場所でスポーツをすることができれば、マスクなしでいい。例えば、時間帯や通る道などを少し工夫して、マスクをしなくても人に迷惑をかけないシチュエーションを、自分でつくり出すことが大事ではないでしょうか?」と提言します。
日本救急医学会も、マスクの着用で心拍数や呼吸数が上がって体に負担がかかるため、適宜マスクを外すように、と呼びかけています。
また、三宅教授からは暑さに体を慣らすためのこんなアドバイスも。「買い物に出かける、散歩に行く、こういったことを意識することは大事じゃないでしょうかね。外に出る機会が少ないのであれば、ときどき熱いお風呂に入って汗をかくだけでも体は暑さに慣れます。ただし、体力をつけるということにはならないので、家のなかで筋トレをするとか、いつもだったらエレベーターを使用するけ