メジャー、今季開催に暗雲。「100%自信」と言ったコミッショナーが、一転し「自信が無い」と弱音(スポーツ報知)

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 新型コロナウイルスの感染症拡大の影響で長期延期となった開幕に向けて、オーナー側と選手会の交渉が難航する大リーグ。先週の時点で、「100%開幕できる自信がある」と話していたマンフレッド・コミッショナーは、15日(日本時間16日)、ESPNの取材に対して、「機構と選手会の間の対話が欠如しており、開幕に自信がなくなった」と、一転、開幕に自信喪失。シーズン消滅の可能性もでてきた。  10日の「100%開催」宣言から5日。コミッショナーのトーンが急落した。「オーナー側は100%開幕したい思いだが、残念ながら、100%自信を持って開幕するとは言えなくなった」。先週末に選手会側が、公式戦72試合制度で、最低でも日割計算の最大8割の年俸支払いを保証する譲歩案を断固拒否したのを受けて、オーナー陣はこの日電話による会合を行なった。ロサンゼルス・タイムズ紙のシェイキン記者によると、機構側は「選手会側がリーグに対していかなる法的措置をとることを放棄しない限り、シーズンはない」という通告を選手会側に送ったという。  クラーク選手会専務理事は、13日(日本時間14日)、「これ以上の交渉は無駄。いつどこになるのか、言って欲しい」と交渉打ち切りを宣言。マンフレッドコミッショナーは、最終的に試合日程を決定する権限を持つものの、「選手会側の弁護士が苦情申立を行い、10億ドル(約1080億円)の追加請求を行う可能性を示唆してきた。明らかに悪意ある戦術で、この状況を進展させることが極めて困難になった」と語り、選手会を批判している。  一方、選手会のクラーク専務理事はコミッショナー発言を受けて「彼の発言はMLBが当初から悪意を持って交渉していることを示す証明の一つ。常に選手から給与削減を狙っており、彼らの脅しのような戦術だ」と切り捨てていた。ともに譲歩という言葉が出てこない米大リーグ。50試合のレギュラーシーズンどころか、いよいよシーズン全休で訴訟合戦という最悪のシナリオも浮上しそうな状況になってきたようだ。

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(2020/06/16)