ある程度稼ぐと「物欲がなくなる」は本当か?(LIMO)
【リンク先抜粋】
「マズローの欲求段階説」という有名な話があります。人間は下位の欲求を満たすたびに階段を登るように上位の欲求へと進むという話です。
ほとんどの日本人は食べるものに困っておらず、雨風をしのぐ家を持っています。また、会社や仲間がおり、「毎日が生きるか死ぬか?」という生活をしている人はあまりいません。そのため、多くの日本人が行き着く先は「承認欲求」です。周囲を見ればみんな同じ文化、同じ言語、同じ環境で育った人ばかり。こうした環境下では「横並びから脱して、自分は特別でありたい」という気持ちが芽生えるのです。
その結果、周囲から抜きん出た存在になりたくて競争的になります。日本人は大人しく見えて、その実、意外にも競争的な国民性だと感じます。SNSをみれば承認欲求を満たすために、ブランドバッグや高級タワマンで充実した時間を過ごすサマを見せびらかしたい人は山のように出てきます。また、学歴マウント、勤務先マウント、収入額マウントなど絶えず他者を意識してしまうのは、承認欲求を満たすためなのです。
物欲が強い人は、自分が使うために「必要だから物を買う」というより、「人によく見られたいから買う」という行動を取りがちです。他者を強く意識し、認めてもらいたい欲求を叶えるための物欲はバカにならない出費です。