川崎「野球酒場 ひらスタ」、平賀店長「勝った瞬間や点が入った時にはエアグータッチ」…野球居酒屋が開幕へ気合(スポーツ報知)
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新型コロナウイルスの感染拡大のため、開幕が延期されていたプロ野球が19日に、いよいよ始まる。ファンが首を長くして待っていたのと同様に、この日を心待ちにしていたのが、各地にある野球ファンの集まる居酒屋。営業自粛要請も解除されたことから、さまざまな感染防止対策を取りながらファンとともに盛り上がっていくつもりだ。
昨年、巨人が5年ぶりのリーグ優勝を果たした際に「炭酸ファイト」で盛り上がるなど、熱狂的ファンが集まることで知られるのが、川崎市幸区の居酒屋「野球酒場 ひらスタ」。店長・平賀紳宏さん(46)は「一時は『今シーズンは(試合が)ないかも…』と思っていたので、開催が決まった時は本当にうれしかったですね。何せ、こういう店なので、野球があるとないとでは、お客さんの入りが違いますから」と、スポーツ報知の1面が貼り出された店内で喜びを爆発させた。
営業自粛要請を受けて、4月10日から5月12日まで店を閉じた。「その間、常連さんは『まだ店が(潰れずに)生き残ってるのかな…』とのぞきに来ていましたね」。今となっては、それも“笑い話”に。19日の開幕戦は、すでに予約でほぼ満席となっている。
もちろん、今後の「第2波」防止のための対策も万全。テーブルなどをこまめに消毒することや、席を空けて座ることはもちろん、巨人ファンが集まる店ならではのものも。それが「エアグータッチ」だ。
「勝った瞬間や点が入った時には厨房(ちゅうぼう)を出てお客さんと喜ぶんですが、自分は食べ物を扱いますからね。ここはグッとこらえて『タッチしたふり』で。お客さん同士にも広げていくことができればな、と思っています」と平賀さん。原監督が選手らと交わす「儀式」を、拳をぶつけずにして、喜びを分かち合いたいと考えている。
ちなみに、今シーズン注目している選手を聞くと「坂本、丸、岡本選手は心配していません。キーになるのは吉川(尚輝内野手)でしょうね。あとは、外国人の先発ピッチャーにかかっていると思います」。今年も昨年に続き、客と一緒に「炭酸ファイト」をする日を夢見ながら、開幕を迎える。(高柳 哲人)
【店舗の住所】
◆「野球酒場 ひらスタ」 神奈川県川崎市幸区古川町3の8