阪神“セ界首位締め”チーム内競争に矢野監督手応え(日刊スポーツ)

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矢野阪神が“セ界首位締め”で開幕前の練習試合を終えた。11試合を戦い、5勝3敗3分け。 【写真】左翼線へ適時二塁打を放つ福留孝介 6月に入って再開された練習試合期間ではセ・リーグトップの好成績だ。矢野監督も「誰が出ても大きく戦力が変わるという戦力ではない。競争は1年間続いていくと思いますし、それがチームが強くなっていくと思う。そういうところにはみんな来てくれたなと思います」と、チーム内バトルによるレベルアップに手応えありだ。 もちろん、課題はある。「最初の1週間は打つ方も良かったですし、いい形でいけた。今週ちょっと打てなかった。今日も立ち上がりで点をとって、そこから0だったので、欲を言えばまだまだありますけど、一通りやりたいというかチームとして必要なところはできた」。いずれも12球団最低だった期間中のチーム40得点(ヤクルトも40得点)、打率2割1分7厘の数字と指揮官の言葉が示すように、後半5試合で打線は湿りがちだった。ただ、前半6試合でチーム10本塁打を記録した爆発力も秘めており、状態を開幕に向けて上げていく。 一方で計45失点は西武と並んで12球団最少。投手陣も強固な先発陣に加え、スアレスを中継ぎに再配置するなど勝利の方程式にもメドが立ち、岩崎ら実戦復帰メンバーも多くいる。課題だった守備面も向上の兆し。昨年は143試合で両リーグワーストのチーム102失策だったが、11戦で失策は4つ。この日も近本、マルテと好守が随所に見られた。持ち前のディフェンス力に磨きがかかりつつある。 コロナ禍により、調整の難しさはあったが、乗り越えていくだけだ。「野球ができないところから、皆さんもいろいろ苦しい思いというか、されている中で僕たち野球をやれる。そういう思いをしっかりぶつけて、僕らの姿から皆さんを少しでも元気づけられる、そういう姿を見せていきます」。ファンと一緒に歩む道にもなる。 19日の開幕戦で宿敵巨人とぶつかる。闘志は抑えきれない。「開幕戦、ジャイアンツと思い切ってやるだけです」。開幕戦勝利を、日本一への第1歩とする。【松井周治】

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(2020/06/14)