来週(6/15~19)の日経平均株価の予想レンジは、2万1500~2万2800円! 東京の休業要請の全面解除に伴う“経済回復期待”によって押し目買いが活発に!(ダイヤモンド・ザイ)
【リンク先抜粋】
●今週の日経平均株価は下落!
過熱感が警戒される中、利益確定の動きが強まる
今週(6月8日~12日)の日経平均株価は下落しました。
週初となる6月8日には、米国の5月の雇用統計で予想以上に早い雇用の回復が示されたことが材料視され、日経平均株価は2万3000円の大台を回復し、9日には一時2万3185.85円まで上昇しました。しかし、過熱感が警戒される中で利益確定の動きが意識されたことに加え、12日のSQを前に積極的な売買が避けられたことで、その後は値動きの少ない“こう着”した状態が続きました。
そして11日には、利益確定の動きが強まり650円を超える下落。12日には、米国市場の大幅な下落の影響から急落が止まらず、一時は2万2000円を下回る場面も見られました。
■日経平均株価チャート/日足・3カ月
●来週の日経平均株価は、こう着感が強まる一方で、
調整局面における「押し目買い」意欲の高まりにも期待
【来週の日経平均株価の想定レンジ】
2万1500円 ~ 2万2800円
来週(6月15日~19日)の日経平均株価は、経済活動の再開による景気回復期待を背景とした過熱相場がいったん冷まされたことにより、 “こう着感”が強まりやすいでしょう。
ただし、国内においては、東京都で新型コロナウイルス感染による休業要請が6月19日から全面的に解除されるため、景気回復期待に伴う「押し目買い」意欲が高まると思われます。6月12日の日経平均株価が、寄付直後に2万2000円を割り込んだものの、その後、底堅い値動きを見せたことからも、調整局面における「押し目買い」意欲には期待できます。
また、来週から6月末にかけて株主総会シーズンとなるため、その面からも売り込みづらい需給状況になるでしょう。
中小型株については、バイオ株などへの資金流入が継続しており、個人投資家の物色意欲の強さが窺えます。これまで強い値動きが続いている銘柄は利益確定に向かいやすくなると予想されますが、一方で出遅れ感の強い中小型株は見直しの流れが強まることが期待できます。
●【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
古河電池が+115.43%で値上がり率トップ!
ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。
今週の値上がり率ランキングのトップは古河電池(69