進歩派論客「廬武鉉・文在寅政権を批判すればゴミ記者か…公営放送は偏向」(朝鮮日報日本語版)

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 進歩系の言論学者、孫錫春(ソン・ソクチュン)建国大教授が「韓国の公営放送は永遠に親政府(政府寄り)で偏向的にならざるを得ないのか、という考えが頭をよぎる」と述べた。  孫教授は10日、ソウル市内のフランチスコ教育会館で行われた「制作拒否言論闘争40年企画セミナー」で「文在寅(ムン・ジェイン)政権に入って、公正言論のために戦ってきたジャーナリストたちが再び社長に就任した」として、上記のように述べた。  孫教授は、公営放送の一部の時事番組について懸念を示した。孫教授は「代表的な例として、ジャーナリズムを正そうというKBSの『ジャーナリズムトークショーJ』が示すように、KBS、MBC、交通放送(TBS)の時事番組は政府寄りの偏向勢力の影響下にある」と述べた。孫教授は今年2月「ジャーナリズムトークショーJ」にパネラーとしてレギュラー出演していたが、個人的な事情を理由に2回で降板した。  孫教授は「TBS交通放送の金於俊(キム・オジュン)氏の時事番組(金於俊のニュース工場)は、露骨な陣営放送(特定の政派に偏った放送)」だとして「その結果、ジャーナリズムはショーや戯画のようになっている」と指摘した。孫教授は「廬武鉉(ノ・ムヒョン)や文在寅政権を批判したという理由だけでキレギ(ゴミ記者)と断定する奇怪な光景をわれわれは目にしているのだ」として「権力の監視がジャーナリズムの生命だということを認識できなかったり、物事の正否を見極める努力をしないまま、陣営論理と確証バイアス(自分にとって都合のよいことばかり集めてしまう偏向性)が強くなってしまったりする。ジャーナリズム自体の危機だ」と指摘した。  孫教授は「さらに大きな問題点は、彼らの政派的ジャーナリズムの認識が(保守系の)朝・中・東(朝鮮日報、中央日報、東亜日報)よりも(進歩系の)ハンギョレ、京郷新聞と公営放送のジャーナリズムに影響を及ぼしているという点。悪影響」と述べた。さらに「何よりも視聴率と、聴取率、購読率を武器に、凝集力の高い彼らのジャーナリズムの理解や政派的言動が李明博(イ・ミョンバク)、朴槿恵(パク・クンヘ)政権時代のKBSとMBCのように歴史的反動を呼ぶ可能性が高い」と指摘した。

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(2020/06/14)