期待の外国籍デュオを軸にリーグ最高の攻撃力で魅せたマブス/2019-20NBA通信簿チーム編26(バスケットボールキング)

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 21シーズンという長期間にわたって、マブスというフランチャイズを支えてきたダーク・ノビツキーが昨季終了後に現役を引退したものの、このチームはすでに核となる選手を2人も擁していた。  それが昨季の新人王に輝いたスロベニア出身のルカ・ドンチッチ、昨年2月にトレードで加入したラトビア出身のクリスタプス・ポルジンギス。ポルジンギスが一昨年2月に負った左膝の前十字靭帯断裂から完全復活したことで、今季マブスは“魅惑のインターナショナルデュオ”のお披露目となった。  マブスはこの両輪を中心に開幕から白星を重ねていき、ドンチッチは平均トリプルダブルに迫る圧巻のパフォーマンス、ポルジンギスも徐々に調子を上げていき、ドンチッチに次ぐチーム2番手のスコアラーとしてだけでなく、リムプロテクターとしても存在感を発揮。  だがドンチッチが足首などを痛めて計13試合、ポルジンギスが膝の痛みなどで計16試合を欠場。さらにはピック&ロールで優秀なフィニッシャーとして活躍していたビッグマン、ドワイト・パウエルが1月22日のロサンゼルス・クリッパーズ戦で右足アキレス腱を断裂して今季絶望と、決して順風満帆と呼べるシーズンではなかった。  それでも、ドンチッチ不在の試合で6勝7敗、ポルジンギスが欠場した試合で10勝6敗と踏ん張り、パウエル離脱後はマキシ・クリーバー、トレードで獲得したウィリー・コーリー・スタイン、あるいはポルジンギスがセンターを務めてカバーし、ウェスト7位でシーズン中断を迎えた。  7月31日からフロリダ州オーランドでスタートする今季の“第二幕”へ参戦するマブスは、8位のメンフィス・グリズリーズと7.0ゲームも離れていることから、2016年以来のプレーオフ出場は確実視されている。  シーズン中断時点でマブスはリーグトップのオフェンシブ・レーティングを記録しているものの、オールスター以降に絞ってみると、リーグ10位の112.7までダウン。3点差以内で決着がついた試合で2勝9敗、勝率5割を上回るチームとの戦績で10勝16敗と、リーグ上位チームとの対決に不安を残すものの、“ルカ・マジック”でゲームの流れを一変させるドンチッチ、“ユニコーン”の異名を持つポルジンギスがそろえば、何かサプライズを起こしてくれそうな雰囲気を感じさせるのがこのチームの魅力の1つと言っていいだろう。

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(2020/06/14)