「ガッツリ系」即席麺が外食ラーメンファンを獲得(日本食糧新聞)

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即席麺市場は、「ガッツリ系」商品が充実している。日清食品が年初に、「日清豚ラ王ヤサイ。アブラ、ニンニク」とラーメンキットの「豚園 背脂醤油豚ニンニク」を発売。既存の即席麺ユーザーとは違う、外食のガッツリ系ラーメンファンの獲得につながったようだ。6月には、東洋水産とサンヨー食品からも商品が展開されるなど、「ガッツリ系」アイテムが即席麺市場でにぎわいを見せそうだ。 「ガッツリ系」とは、ニンニク、豚脂、モヤシ、チャーシューなどたっぷりの具材が入った味付けの濃いスープを太麺で味わうラーメンで、外食のラーメン市場では、醤油、味噌などのラーメンの一つの分野として「ガッツリ系」が存在感を表している。 ニンニクが効いた濃い味付けと、太麺でたっぷりの具材によるボリューム感が、若年層男性を中心に支持を得ている。これらを背景にコンビニエンスストアの商品に調理麺の「ガッツリ系」ラーメンが採用されるなど、外食での人気が加工食品にも波及している。 即席麺でも、東洋水産が2019年12月に「マルちゃん正麺カップ がっつり系豚骨醤油」を販売するなど商品化されてきた。その中で注目だったのが、日清食品が即席麺市場に提案した「豚園」だ。 同品は麺、チャーシュー、スープ、背脂、ニンニクをセットにした1食完結型即席麺で、モヤシをトッピングするだけで外食のガッツリ系ラーメンが家庭で楽しめる。税抜き希望小売価格368円と高価格帯であるものの、売上げは好調で即席麺市場でのガッツリ系の市場性を見いだした。 この状況下、サンヨー食品は8日にカップ麺「野郎ラーメン ニンニクマシマシ野郎」を新発売し、東洋水産もカップ麺「でかまる がっつり豚骨醤油」を投入した。また、即席麺以外でも日清食品は、5月に開始したデリバリーサービス「RAMEN EX」で「豚園」をベースに開発したオリジナル商品「豚天国」を販売している。 アイテムが揃うことで、話題性の喚起や購買意欲の刺激となり、即席麺市場の活性化につながることが期待できる。

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(2020/06/14)