ANAの737-500スーパードルフィン最終便、福岡から羽田到着 25年間運航(Aviation Wire)

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 全日本空輸(ANA/NH)などを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は6月14日、ボーイング737-500型機「スーパードルフィン」を退役させた。四半世紀にわたり運航されてきた機材で、最終便は満席となった福岡発羽田行きNH254便(737-500、登録記号JA306K)で、午後3時3分に羽田空港の82番スポット(駐機場)に到着。展望デッキからも見えるオープンスポットで、あいにくの雨の中多くの航空ファンが出迎えた。 【福岡を出発し羽田に到着するスーパードルフィン】  737-500は25年前の1995年7月21日に1路線目の福岡-鹿児島線に就航し、離島を含む地方路線に25機が投入された。「スーパードルフィン」の愛称は、当時のエアーニッポン(ANK/EL、現ANA)が社内公募を行い、機体がイルカに似ていることや、小回りが利いてスピード感があること、元気で親しみやすいことなどの理由で名付けられた。現在はANAウイングス(AKX/EH)が737-500を運航し、同社のパイロットと客室乗務員が乗務した。  座席数は1クラス126席で、ANAウイングスが運航する737の中でもっとも小さい。コックピットは液晶パネルが主役となった最近の機体と異なり、アナログ計器が並ぶ。基本設計が1960年代ゆえ、小柄で足場を組まずに整備できるところも多く、エンジンカウルのイルカとあいまって可愛らしい外観だ。  エンジンはCFMインターナショナル製CFM56-3を採用。従来よりも大型化したため、正面から見るとエンジンカウルの下部が平たく見える「おにぎり型」なのが特徴になっている。また、残り3機となった2019年12月からは、前方左側の乗客が乗降に使う「L1ドア」付近とエンジンカウルにデカールが貼られた。エンジンカウルのものは機体ごとに異なり、JA306Kはスイートピーとかすみ草をモチーフにしたデザインを採用し、利用者への感謝の気持ちを込めた。  商業運航最終日の14日は、福岡発羽田行きNH254便のみ投入。通常は大型機のボーイング777型機を投入している便だが、新型コロナウイルスの感染拡大による減便・小型化の影響もあり、同便に投入された。ラストフライトとあって、満席となる乗客127人(座席を使用しない幼児1人含む)が搭乗した。大山聖二機長と廣田崇機長のパイロット2人と

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(2020/06/14)