高校の普通科はどうなる?(ベネッセ 教育情報サイト)

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ところで高校普通科の在り方は、今回初めて検討されたわけではありません。1991年、中教審が答申で「総合的な新学科」の創設や「新しいタイプの高等学校」の奨励を提言。1994年度から総合学科が制度化されるとともに、普通科系でも国際科や情報科など特色ある学科やコースが全国に拡大しました。ただし高校の生徒数は1989年をピークとして急減期に入っており、こうした特色化も、高校再編時代を控えた「学校の生き残り策」という側面もありました。 一方、2000年代に入り、「ゆとり教育批判」に応える高校版の学力向上施策として、02年度からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)やスーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール(SELHi、07年度まで)が創設されます。また、14年度から始まったスーパーグローバルハイスクール(SGH)は、今年度より「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム」に引き継がれています。 この他、高校の授業料無償化を背景として2011年11月に設置された中教審の高等学校教育部会では、文科省事務局が▽社会経済活動の基盤を担う人材に必要な資質・能力の育成を目指す学校▽専門的職業人に必要な資質・能力の育成を目指す学校▽リーダー層やグローバル社会で活躍できる人材の育成を目指す学校▽芸術・スポーツ等の特別な才能を伸ばす学校▽自立して社会生活・職業生活を営むための基礎的な能力の育成を目指す学校……といった類型化を提案したものの、14年6月の審議まとめには盛り込まれなかった経緯もありました。 このように、30年来の課題とも言える高校の普通科改革。今回は、どこに向かうのでしょうか。  (筆者:渡辺敦司) ※教育再生実行会議 提言 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/teigen.html

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(2020/06/14)