BMWの次世代PHV、EVモード航続は100kmに到達…開発中(レスポンス)
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BMWグループ(BMW Group)のピーター・ノタ取締役は6月10日、現在開発中の次世代のプラグインハイブリッド車(PHV)に関して、EVモードの航続が最大100kmに到達するとの見通しを発表した。
画像:BMWのPHV
BMWグループでは、複数のモデルにPHVを設定している。例えば、BMWブランドでは、新型『3シリーズ』にPHVとして、「330eセダン」とワゴンの「330eツーリング」を用意する。4WDモデルの「330e xDriveセダン」と、「330e xDriveツーリング」も設定し、新型3シリーズのPHVのラインナップは、4車種に拡大している。
◆PHVに「BMW eドライブ」テクノロジー
新型3シリーズのPHVには、最新世代の「BMW eドライブ」技術を搭載する。2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力184hpを発生。モーターは最大出力113hp。PHVシステム全体で、252hpのパワーと42.8kgmのトルクを獲得する。
新型では「エキストラブースト」モードを採用する。これは、スポーツモードの際、システム全体のパワーを一時的に40hp引き上げ、292hpとするモードだ。この効果で、330e xDriveセダンの場合、0~100km/h加速5.8秒、最高速224km/hの性能を発揮する。トランスミッションは8速ステップトロニックを組み合わせた。
◆新型3シリーズのPHVはEVモードの航続が最大66km
バッテリー(二次電池)はリチウムイオンで、蓄電容量は先代比でおよそ80%容量を増やし、12kWh とした。これにより、330eセダンの場合、EVモードの航続は最大66kmとした。この効果で、欧州複合モード燃費62.5km/リットル、CO2排出量37g/kmの環境性能を実現している。EVモードでの最高速は140km/hとした。
およそ4.2時間で容量の80%を充電できる。フル充電にかかる時間は、およそ5.7時間だ。「BMW i Wallbox」を利用すると、充電時間はそれぞれ2.4時間と3.4時間に短縮される。充電ソケットは、車両のフロント左フェンダーのフラップの下にある。
◆次世代PHVのEVモードの航続は現行の約1.5倍に
BMWグループのピーター・ノタ取締役は今回、現在開発中の次世代のPHVに関して、EVモード