フランスブランド、フォーカルの中核モデル『FLAX EVO』の実力(レスポンス)
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フォーカルの中核モデルとなるFLAX(フラックス)シリーズがモデルチェンジしてFLAX EVO(フラックス エボ)シリーズとなって新登場。上位モデルの技術を積極的に取り入れサウンド面のレベルアップを果たした。早速ユニット&デモカーの取材に出かけてきた。
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◆上位モデルの技術をフィードバック
高音質を果たしつつ価格は据え置き
超ハイエンドからエントリー、車種専用モデルまで幅広いスピーカーラインアップを誇るフランスのFOCAL(フォーカル)社。中でも中核モデルとして世界各国で高い評価を受けているのがFLAX(フラックス)シリーズだ。今回同シリーズがモデルチェンジを果たし「FLAX EVO(フラックス エボ)」シリーズとなってデビューしたので早速リポートすることとした。
FLAX EVOシリーズはミッドバスの振動板コア材に麻(フラックス)を用いたWサウンドウィッチコーンを採用するのが先代モデルから受け継がれた特徴だ。自然由来の素材を使うことによりナチュラルでニュートラルなサウンドを特徴とし、優れた高域特性や深みのある中低域を備えたスピーカーとして定評がある。そんなFLAX EVOシリーズには注目すべき2つの進化が施された。
そのひとつが新たに採用されたMインバーテッド・ドームトゥイーターだ。同社の上位モデルでも幅広く使われているM型断面の振動板を持つトゥイーターで高域の伸びやクリア感をさらに引き出すことができる。さらにミッドバスユニットにはチューンドマスダンパー(TMD)を採用。こちらもFOCALの上位モデルですでに定評のある技術。振動板のリニアな動きをサポートし、歪みを徹底して排除することで優れた中域特性を引き出した。
そしてFLAX EVOシリーズに注目したいもうひとつのポイントがその価格だ。各部の進化が著しい新世代モデルながら、価格は従来モデルに据え置きされているのだ。FOCAL中核モデルのお得感がさらにアップした。
◆薄型ミッドバスを備えるなど
ラインアップの充実が著しい
FLAX EVOシリーズのもうひとつの特徴はそのラインアップの豊富さだ。中でも今回注目したのはトレードイン取り付けを容易にする薄型モデルの登場だ。165mm2ウェイ・コンポーネントモデルには取り付け奥行き=54.5mmのミッドバスユニットを備えたPS165FSEをラ