WONK「周りへの想像力を持つこと」情報社会に投げかける問いと新たな価値観:インタビュー(MusicVoice)

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――自粛期間という特別な時期、どのようにお過ごしでしたか。 荒田洸 制作でメロディを考える時はいつも外に出てアイディアが出て、戻ってスケッチをとるというのが多かったんです。でも、それができなくてちょっと苦労してギリギリできたというか。あとは広めの場所で制作に臨めるような環境作りをしていました。 長塚健斗 僕は料理を作っていました。 ――SNSでお料理をしている姿を配信されていましたね。どんな料理でしょうか。 長塚健斗 この間はボロネーゼを作りました。制作の途中からこの時期に入ったので、狭いブースにこもったり一人でという環境でしたが、歌詞を書く作業は凄く集中できました。 井上幹 僕はギリギリまで『EYES』の制作の最後の部分をやっていて、制作の毎日という感じでした。制作に入ると僕は基本的に引きこもりになるので、個人的には特殊な時期という実感はなかったんですけど、一人の時間が増えたので今までやりたかったことをインプットしていました。 ――勉強期間でもあったのですね。 井上幹 そうです。『EYES』の制作で3DのCGのアートワークを作って頂いたんですけど、それに触発されて3DのCGの勉強をしてみようと思いまして。 江崎文武 僕も基本的にずっと制作でした。WONKの作品も個人の活動でやっているのも色々と。やっぱり作り手たちはこのタイミングで新しいアルバムやEPを作ろうとか様々なので、ひたすら作る日々でした。新しい要素としてはゲームを始めました。 ――どんなゲームをやるのでしょうか。 江崎文武 PlayStationとNintendo Switchが家に来たというだけなんですけど(笑)。自粛期間中に初めてPlayStationをプレイしたら「グラフィックの細部のディティールがここまでも!」という新しい体験でした。楽しむというより、今のゲームの表現の幅広さに感動する数カ月でした。 ――みなさん自宅での時間を有効に使われたのですね。さて、今作についてですがコンセプトは? 荒田洸 「SFっぽい世界観を描きたい」というのが基になるコンセプトなのですが、そこにもっと思想的なものを盛り込もうと、メンバーで話し合いながら固めていきました。情報社会の中で、「自分の好きな情報しか取り入れないという、フィルターバブルやエコーチェンバーなどといった言葉で表現されるような世界

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(2020/06/13)